Drawings 5

絵の整理整頓下手太郎なのでどこからどこまで載せたか完全に忘れてしまいましたが、覚えている限り載せていきます。

 

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古い表紙絵を更新したくて描いてみたやつ。現在絶賛フォトショップの加工のお勉強中です。(この絵は大部分人に弄ってもらいましたが……)

 

 

 

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リネン室で管理者の巡回が終わるのを待っている新人ナース。

 

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Chapter 17分の挿絵。英訳版バールナース、さっきみたらブクマ数756なんて数になってました。もう書籍化作品級といっても過言ではないと思います(過言です)

 

 

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キーホルダーショップを営み始めました

ネコチャンのキーホルダーを、BOOTHさんにてオンデマンド販売開始いたしました。これで晴れて私もキーホルダー作家です。他のグッズもいい感じのものを作ることが出来次第オンデマンド販売できればなーと思っております。

 

なんかね、グッズ屋さんが感染症騒動でピンチらしいのですよ。色んなイベントが中止になっている関係で。それでグッズを作って売ると応援になるよーという話を聞きかじって、発作的にショップを作ってしまいました。食べて応援ならぬ作って応援というやつです。(果たして本当に応援になるのか……?)

 

PixivFactoryでは簡単にキーホルダーや各種グッズを作ることが出来るので、絵を描いていらっしゃる方はこれを機にキーホルダーを作ってみてはいかがでしょうか。めちゃめちゃ楽しいですよ!

factory.pixiv.net

 

そういうわけで今日から私はキーホルダーショップを営むウェブ作家となりました。私自分の作ったキーホルダーめちゃ気に入ってるので、もしこの絵にピンときた方がいらっしゃいましたら是非! 購入していただけると嬉しいです!

購入した方の名前や住所はショップ主の私には知られないシステムなのも安心ポイントです。BOOTHさんが全部取り扱うシステムなのです。さすがPixivさん、我々のような大人しめな人間の気持ちをちゃんと分かっておられるのですね。海外配送までカバーしているなんて凄すぎます。流石日本のオタクカルチャーを背負う巨大プラットフォームやでェ!

 

キーホルダーの大きさについてはこちらの写真を参考にしてください。あと白+黒+赤っていう赤ちゃんにすごく訴求するカラーリングになっているので気を抜くと赤ちゃんに奪われかじられます。おうちに赤ちゃんがいる方は気をつけて下さいませ。

 

 

 

追記:肝心のキーホルダーショップのリンクがねえじゃんってツッコまれたので追加します。どんだけ勢いで作ったんだって話ですね。皆さんも作りましょう。

hisyoutei.booth.pm

 

新年のご挨拶

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あけましておめでとうございます。

イラストは新年を寿(ことほ)ぐセラさんとネコチャンと、自分が何の動物の手に乗っているのか薄々気づいている今年の干支のネズミさんです。

昨年度は大変お世話に、かつご心配をおかけいたしました。今年も何卒よろしくお願い申し上げます。

短編「ハロウィン小話」

 だぼだぼの緑のハイネックと、ゆるゆるのデニム素材でできた青いつなぎ……という服装で、彼女は彼の自宅に遊びに来た。

 玄関先でお色気度数ゼロの萌え袖状態になっている両手を広げ、彼女こと笹野原夕は、花の綻ぶような笑顔で言う。

「ハッピーハロウィン!」

 彼ことゲーム開発者の蒔田修一は、玄関のドアを開けた格好のまましぱしぱと目をまばたいた。

 ──笹野原が着ているのは、ハロウィン的なオバケとは何一つ関係のないゲームキャラ・緑のアイツのコスプレらしい。

 蒔田が「それだ」とわかったのは、笹野原が緑のアイツのシンボルであるアルファベットの「L」が刻印された特徴的な帽子を被っていたからだ。

『ビッグシルエット』と呼ばれる今年流行のだぼだぼな服装は、すらりと背の高い彼女には不思議と良く似合っている。

 肩まである黒いミディアムヘアは垂らしたままで、ル×ージに寄せるための妙なメイクをしているわけでもない。……帽子だけを除いてみると、あまりコスプレらしいコスプレとは言えない姿である。ファッションがらみのイベントは全力で凝って楽しみたがる笹野原らしくない適当ぶりだった。仕事が忙しかったらしい。

「……あー……そういえば今日はハロウィンだったな。

 ネットでちらっと見たきりだったから完全に忘れていた。……今22時か。途中どこかに行ってきたのか?」

 という蒔田の問いに、行ってきましたー! と、笹野原はニコニコ上機嫌顔で頷く。

「大学時代の友達5人で行ってきましたよー……そう、渋谷にねっ!!」

「うっそだろおい。

 トラックひっくり返されたあの野猿の集まりに行ってきたのか……」

「トラック? 何の話です??」

「あったんだよさっき、そんな事件が。ネットニュース見てなかったのか?」

「見ていませんでした。そして気づきませんでした……うーん、どこであったんだろうなあ」

 と、笹野原はきょとんと首をかしげる

 愛らしい仕振りの彼女に靴を脱ぐよう促しながら、蒔田は玄関ドアの鍵を閉めた。

「……その、大丈夫だったのか? ビール瓶を割って騒ぐくらいしか能のない連中でごった返していたんじゃないのか? 何か酷い目に遭わされたりとかは……」

「ふふっ、心配してくれるんですか?」

 居間の床にカバンを置いた笹野原が、蒔田の背中にまとわりつく。

 その格好のままお互いの手を絡めた姿は明らかに仲の良いカップルそのものだが、いかんせん片方が緑のアイツなのでキマらない。笹野原はのほほんとした笑顔を浮かべながら、つなぎのポケットをゴソゴソと探り始めた。

「私みたいに身長デカくて大声で騒ぎそうな雰囲気があると、普段はそんなに絡まれないんですけどね。ただ今日みたいに殺人的に混んでいる時はどうしても無差別型痴漢が発生しちゃうので、渋谷では護身用にコレをつけていました。コレ! 付けヒゲ!」

「そんなリアルでフサフサなヤツなんかあるのか……よく分からんが、君が無事楽しめたみたいでよかったよ」

 テレビ前のクッションに座り、ゲームの電源をなんとなく入れながら蒔田が笑う。

「……しかし、よく渋谷から新宿まで辿り着けたな。

 タクシーも電車も混みすぎていて使えなかったんじゃないか?」

「使えませんでしたね。だけど、友達の弟さんが車で迎えに来てくれたんです。渋谷で八百屋をやっているとかで、お仕事用の大きな車で来てくれたんですよ。本当に助かりましたー」

「渋谷にあるのか……八百屋が……」

「ありますよー。昔からのお店って、結構都内に転々と残っていたりしません? 有楽町の駅前や新宿駅の東口を出たあたりにも、昔ながらの果物屋さんがあったりしますし。

 再開発で土地を手放したら続けられなくなるかもーみたいなことは言ってましたけど、当面は続けるつもりでいるみたいですねえ」

 そんなことを言いながら、彼女はおもむろにル○ージの服を脱ぎ出した。

 一瞬ぎょっとした蒔田だったが、すぐに笹野原が服の中に服を着ていたことに気がついてホッとする。

「本当はハロウィンコスプレといったらこれだと思ったんですよねー……じゃーん! ナース服ー!」

「本物、着て来ちゃったのか……」

「着て来ちゃいました、蒔田さんに見てもらいたくて!

 厳密には『実習着』っていう、看護大学生が着るやつなんですけどね。

 ほら、形はナース服と同じだけど色が真っ白じゃないでしょう? あと胸元に大学名ついてるし。一目で学生だと分かるようになっているんです」

 そんなことを言いながら、笹野原は蒔田の前でくるりと体を回転させた。

 パンツスタイルの上下はおなじみのナース服そのものだが、よく見ると確かに薄いストライプ模様が入っている。

「へええ、そんなものがあるのか。知らなかったよ」

「実習着を着た看護大学生なんて、普通は病棟にしかいないですからねー」

 笹野原の説明を聞きながら、蒔田は笹野原の服装を観察する。そしてポツリと一言、

「……なんというか、メディックだな……」

「ええー、そんな反応ですか。可愛くないですか?」

「可愛くないといえば嘘になるんだが……それ以上に医療班感が凄い」

「そんなあああ」

 笹野原は口をとがらせて、しゅんと肩を落とした。そのまま居間にあったクッションの上に座り込む。ちょうど蒔田と隣り合って座る形だ。

「残念です。蒔田さんにナース属性はなかったんですね……」

「みたいだな。言われるまで気づかなかったが、本当に全然ないんだと思う」

 そんなあああ、と笹野原は更に口を尖らせた。

「じゃあ蒔田さんは何が好きなんです? リクルートスーツとか?」

「それもない」

「高校の制服」

「……暗黒の青春時代を思い出して死にたくなる」

「あー、それは私も同じですね。死にたくなります。

 うーん、じゃあ全身タイツとビキニアーマー猫耳メイドの中ではどれが好きですか?」

「君は俺を一体何だと思っているんだ……全部ない。というか特定の服を見て興奮する仕組みという仕組みにピンとこない。むしろシチュエーションの方が大事だと思う」

「シチュエーション?」

「……むしろ君はどんなのが好きなんだ? 今日渋谷で色々見ただろう。擬人化男子系ゲームのコスプレをした男とかいたんじゃないのか?」

 会話の雲行きが怪しくなってきたことを察知した蒔田がそれとなく話題を変える。笹野原は大人しくそれに従ってうーんと首をかしげて考え始めた。

「うーん、いたかもしれないけどあんまり印象に残っていないです。……なんだろう……今日は女の子達の気合の入った格好に目移りしちゃって、男の人の格好をあんまり見てなかったなあ。私は何が好きなんでしょうか。イギリスで人気の裸バニー? 違うなあ……平昌冬季オリンピックモルゲッソヨとか??」

「懐かしいネタだななおい。というかなんでいきなりそんなキワモノネタばっかり出てくるんだ。普通スーツとか白衣とかギャルソンエプロンとか、そういうのが先に出てくる話題だろうに……」

 蒔田は苦笑しながら乙女ゲーム屋らしい真っ当な意見を述べた。いつの間にか起動が完全に終わっているゲーム機のコントローラーを持って、なんとなくホラーゲームを選択する。

「ハロウィンかあ……もともとは悪霊を避けるために悪霊に仮装するイベントだったと思うが、昨今はゲームキャラのコスプレでもいいのか。恐怖とは程遠いイベントになってしまったな」

「ですねえ。

 ちゃんと血まみれの化け物のコスプレしてる人も結構いましたけど……そういえば蒔田さん、普通にゾンビゲーもできるんですね。怖かったりしないんですか?」

「ホラゲーで怖いって気持ちにはあまりならないな。

 映画でも小説でもそうなんだが、『怖がらせよう』という意図が見えるものにたいしてあまり恐怖を感じないというか」

「えええーっ! そうだったんですか……どおりで普通にゾンビゲーも出来ちゃうわけですね……。あ、じゃあ蒔田さんは何が怖いんですか? ひょっとして怖いものが……ない……?」

 笹野原は信じられないものを見るような目で蒔田を見上げる。蒔田は苦笑交じりに首を振って否定した。

「触ると死ぬようなものは普通に怖いな。ヒグマとか、雷とか……あ、あと国民保護に係る警報のサイレン音か。あれが鳴った後に武力攻撃に巻き込まれるのかと思うとゾッとする」

「……なんですか。その一番最後の不穏な名前のヤツ」

 笹野原が思わず眉をひそめて問う。蒔田は着ていたパーカーのポケットからスマホを出しながら、

「国が武力攻撃から国民の生命、身体又は財産を保護するため緊急の必要があるときに鳴らすサイレンらしいんだが……聞いてみるか?」

 と、スマホを操作して内閣府のHPを開いた。そして『国民保護のための情報伝達の手段』というページにあった『サイレン音の再生』をタップする。

 次の瞬間再生された『サイレン音』に、笹野原は思わず目を見開いて背筋を泡立たせた。

「……怖っ!! 怖い!! なんですかこの本能に直接『クる』感じの超不快な不協和音は!!」

「そう思わせるように作られたサイレン音だから、不快なのは仕方ないんだろうなあ。

 俺も初めて大学のデザイン論か何かの授業でこれを聞いた時には心臓が止まるかと思った。『怖がらせようとする意図があるもの』だと、このサイレンクラスじゃないとあまり怖くはならないな。

 ゲームの中で表現される恐怖はなんだかんだでプレイ続行可能なレベルに調節されているからコントローラーを放り投げたくなるような恐怖はあまり持ちえないし、なによりゲームはそのゲーム越しに作り手の顔が見えてしまって……」

「ああ……ゲーム開発者だとそういうあるあるってありそうですね。それにしても今の音は本当にびっくりしました……うう、夜に怖いの聞いちゃったあ……」

 笹野原はよよと泣きまねをして見せながら、床の上に置いてあった自分のカバンからコンビニ袋を取り出した。

「お酒でも飲んで楽しくなろ……」

「うわ、今日はまたずいぶん度数の高そうなものを買ってきたな」

「明日休みなんですもん。ちょっとは羽目を外したいんです」

「俺は明日仕事だから付き合えないぞ」

「いいですよー別に。私が飲みたいだけだもーん」

 なんてことをうそぶきながら、笹野原はつまみなしで度数9度の某有名チューハイを飲み始める。

「怖いものの話はもういいや。ゲームやりましょうゲーム。心に負ってしまった傷をいやすにはゾンビゲームが一番いいんですよ」

「そんな豆知識は一度も聞いたことがないんだが」

 そんな他愛もない雑談をぼつぼつしながら、二人はゲームに興じ始める。

 ***

「……あ。そうだ、忘れていましたー」

 日付が変わり始めたころ、笹野原はふいにゲームで遊んでいた手を止めて、ポーズボタンを押した後に自分のカバンの中を漁り始めた。

「なんだなんだ、どうしたんだ」

「コスプレ、帰り際の友達からもう一個貰っていたんでした」

「もう一種類……?」

 と、蒔田が嫌な予感をおぼえて眉をひそめたときにはもう遅かった。じゃーんという笹野原の声とともに『それ』が目の前に広げられる。

「ま……待て、夕。この凶悪なシルエットの服はなんだ? ……え?? え??」

「なにって、ナース服ですよー」

「これはナース服なんかじゃないだろ!!」

 蒔田は思わず声を張る。笹野原が広げて見せた『ナース服』は、色こそ白いが露出度という点では水着を遥かに上回り、完全にエロ装束のカテゴリーに入ってしまう代物だ。

 ピュアな人なら「布地を多めに買うお金がない人の着る服かな?」くらいの感想も抱くかもしれない。

 ……とにもかくにも、そういうものだ。そういう種類の布切れだ。

「えへへへー、ナース服のコスプレですよ、ほら、白いニーハイソックスと、ナースキャップだってちゃんとついていますし。

 ナースキャップはですねー、細菌感染の原因になるからって廃止されているところが多いんですよー。都内の病院ではもう被ってるところほとんどないんじゃないかなー」

 ……と、ニコニコ顔でどうでもいい説明を始める笹野原の顔はもう完全に酔っ払いのそれだ。

 会話をどこで切ろうか迷っている蒔田をよそに、笹野原はまだ説明を続ける。

「それでー、院内感染の原因で廃止されたものと言えば、お医者さんのネクタイも同じ理由で廃止されつつあるんですって。医療現場はどんどんつけるものに厳しくなっているんですよねえ。

 ……で、蒔田さん。どうですかコレ。これならエロくもないし、いい感じのコスプレじゃないですか?」

「これがエロくないだあ!? はあっ!!??」

 と、蒔田はキレ気味に反論した。ここはキレねばならぬと彼は思った。

 こんな格好で彼女が渋谷を歩いたら、スクランブル交差点はバナナとポン菓子をばらまかれたニホンザルの猿山よりも酷いことになるだろう。

 不良上がりの蒔田にはそのさまがありありと想像できた。この酔っ払いには危機感が足りぬ。間違いは正さねばならぬ。

「ええええー? 男の人って、全裸に近い格好だと却ってエロさを感じないって聞いたこ」

「どこ情報だよ!!」

「ナースステーションでお医者さんが言ってました」

「……。……医療職とエンジニアを同じにするな! 裸を見慣れた職種の人間がどう思うかは知らないがな! こういうのは! 普通に! エロイんだよ!!!!」

「そっかー、エロいのかあ」

 笹野原は素直に納得した。そして不意にジト目になり、上気したほほをぷくっと膨らませながら、

「……じゃあこれを着たら蒔田さんは『可愛い』って言ってくれますか?」

「……。……あぁ!? 君は一体何を言っているんだ、これは『可愛い』とは別ジャンルのものだろ!!」

「あははは、冗談ですよー。帰り際に友達に押し付けられたやつだから、どのみち着るつもりはなかったんです」

 笹野原はひらひらと手を振って笑う。そろそろ遅いし、シャワー浴びて寝ないとですねと言いながら、彼女は浴室方面へと去っていった。

「……った、悪女が去った……」

 長大息をつきながら、蒔田はほっと胸をなでおろした。心臓はまだバクバクしている。

 ──恋人に近い関係性なのだから、そういうことがあってもよかったのかもしれない。

 だが、普段からただゲームをして泊るだけだった関係性を、今日からガラっと変えるような心の準備が今の蒔田には出来ていなかった。

(とりあえず、ゲームするか……)

 蒔田はスマホを開いて、最近知人から勧められた適当なゲームをポチポチさせて遊び始める。

 ──この時点で、賢い彼はよく考えるべきだった。

 彼女から目を離してしまった、ということを。

 酔っ払いは数秒先の行動が読めないということを……。

 マンションの外では救急車のサイレンが鳴り響き、路上では酔っぱらった女が服を脱ごうとして警察に止められている。

 そうかと思うと珍妙な仮装をしたカップルが無理やり回送中のタクシーに乗ろうとして逃げられて、ゲラゲラ笑いながらピンク色の電飾が煌めくホテルへと入っていく。

 2020年のイベントを前にして厳しく巡回をしている警察になんの罪もないサラリーマンが引っかかって職質をされてうんざりしていた。

 そんなこんなのなんだかんだで、今日も今日とて、東新宿

 

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Drawings 4

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秋の夕空、金色、はんぶんこ

 

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看護師のネコチャンとバール持った熊。本編序盤&終盤とかのイメージイラストです。

 

小説の挿絵もこの記事にちょこちょこ付け足して行きます。

 

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11話。

 

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12話!!(本当はバグ技でえっらいことになった桐生さんが描きたかったんだけどちょっと時間なかった…時間あればもう一枚描きます)

 

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13話!!!!

 

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桐生「生きて帰ろう」

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14話!!!!思わず桐生さんに飛びつくセラとオーディエンス

 

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15話。ミニキャラの頭身がわかんなくなっちゃってだいぶ苦しんだ絵でした。

諸事情あって15話は完結後にガラっと内容変えたのよね……。エリザべのオタク的な意味での人となりが分かるシーンがなかったからここに突っ込んだのでした。

 

16話

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ウオーバグった背景めっちゃ頑張ったぞー(頑張って得意な人に加工してもらったぞー)

はじめに&バールナース周辺情報(未見の方向け)

 こんばんは。

 先日とある筋から、

 

「作品を読むよりもまず簡単なあらすじや周辺情報から知りたい読みたい」

 

 というリクエストを複数頂いたので、頑張ってリクエストに応えるべく、周辺情報を載せるページを作りました。それがこちらになります。

 なるべく文字数少なめに、パッと見て分かるように書こうと思います。頑張ります。

1. バールナースとは

 

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 バールナースは医療ネタ・レトロゲーあるあるネタ・チートバグネタをごちゃっと全部一つの作品に押し込んだギャグ成分多めのブコメ小説+絵です。

 十年前に女の子向けウェブ小説サイトをやっていた作者が、久しぶりに小説を書こうとしたら盛り上げ方をすっかり忘れてしまっており、忘れたなりに力いっぱい書き上げた結果、物凄く迷走しているシーンと物凄く読者吸引力の強いシーンがごちゃまぜになってしまった作品……それがバールナースです。

 ありがたいことに、様々な方面から「無茶苦茶な設定なのになぜか読みやすい」という評判を頂いておりますが、色々な性別や世代の人が好むネタがごちゃまぜになっているせいか、読者層もはっきりとしません。

 男女比はほぼ半々、世代もアラフィフ世代の方から十代前半の方までと相当にバラけており、挙句の果てに読者の半分以上は日本語圏以外の人達だったりと、〇〇な人に人気! という説明が出来ません。ちなみに作者は看護師やエンジニア、ライトオタク女相手の婚活をやる前の足掛かりにしてもらえると……という動機でこの小説書き始めました。

 これだけではワケが分からないと思うので、以下簡単に物語について説明します。 

2. バールナースのあらすじ

 とある深夜の新宿の大病院。

 長すぎるサービス残業で死にかけていた新人病棟看護師が、看護部による病棟巡回中に、上司の手によって残業隠しのためにリネン室に押し込められてしまうところからこの物語は始まります。

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 リネン室のドアを開けたのは上司でも看護部の人でもなく、知っているゲームのキャラクターでした。オトメゲーの人気キャラクターです。

 当然ながら驚く看護師。しかし驚いている場合ではありません。

 ドアの外は病棟ではなく、いつのまにやらゾンビゲーの世界に変わってしまっていたのでした。

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 大のゾンビゲー廃人である主人公の看護師は、混乱しつつもここが1998年発売の大人気ゾンビゲー『デッドマンズ・コンフリクト3(架空のゲームタイトルです。念のため)』の世界であることに気付きます。

 彼女は別の場所に逃げようとするイケメンを引き留めて、自分のゲーム知識を生かして『クリア二周目にしか入れないエリア』に一緒に無理やり侵入し、手っ取り早く武器を手に入れることに成功しました。

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 無限マシンガンです。ゾンビゲーホラゲーによくあるやつです。イケメンは適当に拾ったバールで無理やり戦っています。

 少し状況が落ち着いたので、彼女はイケメンに一体何が起きたのか聞いてみることにしました。

 話を聞いてみると、相手のイケメンゲームキャラの中身もどうやら人間で、普段はゲーム開発をしている三十歳エンジニアのようです。

 主人公と同じく仕事で疲れ切って寝落ちしてしまったところ、目が覚めたらこのゲームのような異世界(?)に迷い込んでいたのだとか。

 彼の話を聞くことで、看護師は自分の姿もゾンビゲーの人気ヒロインのものに変わっていることを知ります。

 

 ゲームの世界を知り尽くしたゾンビゲー廃人の看護師と、ゲームの構造を分析してバグをつつきたがるベテランエンジニアがタッグを組み、途中で色々な仲間たちと出会って困難を克服しながら、謎の異世界から脱出する試みが始まります。

 

 ……。

 

 …………。

 

 で。

 

 この物語、詳細は省きますが、中盤のはじまりあたりで『異世界から新宿に戻った人間』と、『異世界から新宿に戻れなかった人間』にわかれてしまいます。

 そして『新宿に戻った人間』たちは、不動産屋や保育士など、それぞれが社会人として得た職能や異世界で得た知識をフル活用し、連携し、『戻れなかった人間』の救出と、異世界転移事件の真相の究明に乗り出します。

 前半はレトロゲームあるあるネタを散りばめた異世界チートバグ小説、中・後半は初めて人を好きになってしまったナースと引っ込み思案の人間不信エンジニアのドタバタラブコメといった仕様になっています。最後はハッピーエンドです。

 

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 よかったね!!!!

 

 ちなみにラブコメパートは別途短編集でスピンオフも出しているのでもしファンタジー部分よりも現代ラブコメが気になる人は↓の短編集を先にどうぞ。本編読まずにこの短編集だけ読んでいらっしゃる方もちらほらいらっしゃいます。

kakuyomu.jp  本作はなろうで連載していたのを削除してしまい、今はカクヨムで連載しているオリジナル小説です。本編は完結して今後日談をボソボソやっているのでお気軽にどうぞ。大体2-4日で読み終わるくらいの文量です。

 本編はこちらからどうぞ。

kakuyomu.jp

  作者自身は「ひょっとしてこの小説、作品自体よりも本編の後に載せていた『楽屋裏話』がウケていたのでは……?」という印象もあるのですが真相は定かではありません。私の作品を読んでツイッターまでフォローしてくださった方はこの楽屋裏話を読んで「あーわかるー」ってなった後にツイッターアカウントをフォローしてくださっているような印象があるのですが……どうなのでしょう……。

 

sousakuoishii.hatenablog.com

 ところで、普段の私は小説作者というよりは読む側です。

 作者サイドの方の自薦は受け付けておりませんが、読んで面白かったウェブ小説情報はいつでもお待ちしております。私の好きそうな作品をお見かけになった際はぜひツイッターにご一報下さい……。(私の好きそうな小説ってなんだって話ですが)

 

3. バールナースの評価について 

 削除してしまった理由はなろうの活動報告とかツイッターとかでぽろぽろ書いているのでそちらをご参照ください。少しずつ書いていることが違っていますが全部事実です。色々あって疲れていたし病んでいたのです……。

以前レビューに書いていただいた通り、大人の青春モノなのだと思います。社畜社畜なりに生きる希望を頑張って見つけ直す話なので。

https://twithttps://twitter.com/threehyphens/status/1158967575478296577?s=20ter.com/threehyphens/status/1158967575478296577?s=20

https://twitter.com/threehyphens/status/115896757547829657

 

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 これでトータル1049ポイントとかその辺だったと思います。

 最上位クラスには到底及びませんが、1000ポイント台に至る道もかなり厳しくて、上位10%くらいだってどっかの分析ブログで読んだ覚えがあります。

 そんなに凄いptが集まったのにどうして消してしまったのか……疲労状態というのは恐ろしいものです。戻せるものなら戻したいですが、しかしこぼしたミルクは元に戻せません。

 

 手元にはなろう時代に寄せて頂いた本当に素敵なレビュー群のデータもあるのですが、日本語ウェブ小説圏では書いた方の許諾なくこういった文章を転載することは非難される風潮があるため、ここでは割愛させて頂きます。

 同じ理由で、ツイッター上での拙作の評判の転載も差し控えさせていただきます。ツイッター上で「バールナース」で検索していただけますと反響の一部をご覧いただくことができます。この時代に拙作を読んで共感してくださる方々がいらっしゃることを本当に嬉しく思います。

 

 で。

 

 作品が消えたことを受けて海外でなろうで読んでいた読者さんがびっくりしてしまったらしく。慌てて探し直してくださったのが、英語圏掲示板でバールナースが話題になったキッカケです。その掲示板がこちらになります。

 

forum.novelupdates.com

 

 bump up +1とか見慣れない表現があると思いますが、これは日本語の2ちゃん用語でいうところの「スレageておいた」って意味の言葉らしいです。ガチネイティブの人達の日常会話を読むの、めっちゃ難しいですね……。

 

 このノベルアップデーツというプラットフォームは、どうやら中国や韓国日本などといったアジア圏のウェブ小説について英語圏の人達が話し合うための総合掲示板サイトっぽいなにかのようです。作品の簡単な情報や評価を一覧できるページもあります。バールナースも専用ページを作って頂いています。

 

www.novelupdates.com こちらです。2019年10月22日の段階でリーディングリスト登録者数が488まで行っています。凄い数字です。評価も高くて26票中最高評価が20票とかになっています。完全オリジナルでここまでたどり着くのはむっちゃくちゃに難易度が高いです。本当に有り難いことだと思います。(2020年2月1日追記…リスト登録数が631になりました。英語圏すごい…)

 

 中韓は結構積極的にここのコミュニティとコンタクトを取って英訳版を書いてもらったりとかしているらしいのですが、日本人で反応を返したのは私が(多分)初めてらしいです。

 先ほど紹介した掲示板で「日本人が英語で反応しているとこと初めて見た!」「私も初めて見た……」みたいなことを話している人たちがいらっしゃいました。

 で、盛り上がったのをきっかけに私の作品や私の活動に興味を持ってくださった方々がいらっしゃるようです。スゴイ!(ちなみに私は英検2級持ちのエイゴマッタクデキナイパーソンです。グーグル翻訳の力を使って頑張りました)

 

 英語版は現在9話目まで翻訳されており、クオリティがめっちゃ高いです。野生のプロの翻訳家さんの訳の職人芸に圧倒されました。レトロゲーネタ全部拾ってくれているんですよ……バイリンガルも三度見四度見して「凄い」「ヤバい」「こんな世界があったのか……」って感嘆しているやつなので、英語学習中の方、是非拙作の日本語版と合わせて英語版をお読みになってください。各話のラストに英語圏の読者の方々の感想があってとても楽しいです。

https://work.nwong.net/post/185770604317/cbn001

work.nwong.net

 ちなみに英語版の挿絵は私が描いています。ブログ内の他のページにアクセスして頂くとすぐにご覧になって頂くことができると思うのですが、こちらにも一部掲載させて頂きます。

 

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 英訳版本文やイラストに寄せられているレビューや感想も軒並み好意的&数が多くて、有難くて嬉しい一方で、日本語で小説を読む人間の人口の少なさを痛感している昨今です。

 そう、とにかく日本語の小説は読まれないのがデフォなのです。小説を沢山読んでる人、進学校でもそうでない所でもほとんどいなかったでしょ……? クラスに1、2人でもいたらいい方ってレベルじゃありませんでした……????

 だから基本的に感想なんて来ないのが普通なんです。上位5パーセントのウェブ小説界の選ばれし神々の世界では違うのかもしれませんが……。

 

 

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 好意的なレビューの一例です。二枚目の画像はバイリンガルの人が訳してくれた日訳版です。本当に嬉しいです……!

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 いろいろ紹介させて頂きたいリアクションがあるのですが、ごくごく一部の紹介になってしまうのが残念です。とにかくフレンドリーなのがお分かりいただるでしょうか……。

 お互い日本語も英語も決してネイティブ級ではないのに、何とか繋がろうとしてるこの雰囲気を少しでも感じ取っていただけると嬉しいです。マレーシア語版やスペイン語も出ていてとても楽しく光栄です!

 arashi-chan12さんがバールナース2話おためし訳記事の冒頭で「愛は言語を超える」って書いていらっしゃったことがあるのですが、本当にそれを痛感します。凄い。ヤバい。素晴らしい……。

 一番最初に1話お試し訳をやってくださったNononさんの小説訳文ページのコメント欄も暖かい反応が沢山あってホッコリします。

 

Crowbar Nurse 2mojotranslations.wordpress.com

Crowbar Nurse – Chapter 1 (Teaser)donovelsdreamofbettertranslations.wordpress.com

 

 そして色々あってバールナースを今じっくり9話まで翻訳してくださっているosmさんという方は、何度も書きますがマジで凄い&超フレンドリーな上、ワーキングホリデーで関西にいた関係上滅茶苦茶流暢な関西弁を使いこなしているっていう、凄いキャラが立っている人で何というか凄いです(語彙不足)。ツイッターもやっておられるのでウェブ作家の方は是非フォローされるとよいのではないでしょうか……!

twitter.com

 ……。

 

 …………。

 

 以上です!! ちょっとゴチャゴチャしてしまいましたが、思いつく限りのことは書きました。

 URLとスマホスクショを並べまくっただけの記事ですが、これで少しでもバールナースの『どこで何が起きているのか分からない状態』が解消されていることを祈ります。そしてDrawing3のイラストが少し増えているので、そちらもよろしかったらどうぞ。

 

 

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Drawings 3

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Drawings 2も絵が増えすぎてきたので3作りました。体調絶不調のためなにもかも停止していましたが、またちまちまやり始めます……道のりが遠いよぉくじけそうだよぉ〜

 

 

以下未公開エピソード文ネタバレ含む

 

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満面の笑みでモツ抜いてた女とそれにドン引きしていた男が最終的にくっつく恋愛小説はバールナースだけ!!オンリーワンだヤッター!!!!(ヤケクソ)

 

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 89話とか大分先だよお一体いつになるんだよお!!!!

 

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後日談で正体も名前もよくわかんないままどっか行っちゃったガール。そろそろまた出てくるんじゃないかな。

 

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開発者。

職業性難聴で声がデカい人ですね。

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この人たちの話もようやくひと段落着きました…。

 

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「それ今言って意味のある言葉だと思う!?」

 

79話&80話、反響があって嬉しかったです。

大地主の息子への嫁入りって、ヤバいおうちだと女の子にとってはマジで産むマシーン扱いされるうえに法的に一銭も貰えないような身分に叩き落されかねない地雷もいいところな激ヤバ案件なんですけど(もちろんそうじゃない案件もあるけど一般的には総じてヤバい)、もう好きになっちゃったから仕方ないですね。

三田村君の場合は婿入り&既に許嫁もいるっていうどうしようもないやつですがまあレールを絶対ぶった切るって三田村君自身が言ってるんだからきっとぶった切るのでしょう。

 

バールナール時空は花園神社の周りから逃げ出した人たちが終戦後に土地を取り戻せなかった世界線の話なので、三田村君の曾爺さんの親友の土地もその辺です。一等地じゃーんそしてまあまあモメそうじゃーん。

 

三田村君も若いのに家よりも好きな女の子を優先しようとする稀有なタイプだから、まあ何とかなるでしょう。二人で駆け落ちでも何でもしてくれ……。

(本編ではガッツリ描写を削りましたが、働く習慣のないいい大人達が大量に土地にぶら下がっている地主の家がいかにクズ揃いで高ストレス環境かという話を延々と三田村君が語っているシーンがあり、彼は本気で家と縁を切りたがっているのです)

 

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色々な人から「なにこれ」って聞かれたのですが私にもよくわかりません。

疲れてたの。

 

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寒そうな朝倉。

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最近の服の流行についていけなくなっている朝倉。

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蒔田さんと夕ちゃんは現実世界で普通に生きていたらまず関わることはなかっただろうし、みんな毎日『運命の人や親友になれたかもしれない誰か』とすれ違いながら生きておるんですよね…。

 

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11話。

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シャツワンピ。

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最近書いたオマケ短編のイメージイラストです。